以前お世話になった方が亡くなった。
自らの命を絶つという形で。
今はもう交流もない人だったけれども、
それでもその衝撃は自分自身が
ブレブレになってしまってしまうほど大きかった。
どうして?どうして?どうして?
いつも明るくて世話好きで頼りになる人だった。
世を儚んで命を絶つようなタイプの人ではない。
たぶん、死にたくなかったのに死ななければならなかったのだ。
誰かに迷惑をかけないために(?)。
それがとても悲しい。
それほど近しい存在でもなく、むしろ外野に近い私が
いろいろ考えてもしかたない。
それでも気づくとそのことばかり考えている。
考えたくないのにやめられない。
よく聞くことば。
「死んだら負けだ!」(人生って何かとの闘いなんですか?)
「死ぬつもりなら何でもできる」(何もできなかったからそうなるわけで・・)
「生きたくてもできない人もいるのに」(全く関係ない人のこと言われても・・)
あらゆる意味において見当違いも甚だしい。
他人が、ましてや事情も知らない身内でも何でもない者が、
「自死」というものを身近に感じた事などない者が、
とやかく言えるわけがない。
その人が生きている間に何も出来なかった者が何を言える?
それだけの理由があったのだと思う。
今はもう苦しみから解放されて安らかなのだと思う。
それでも。
それでも・・・。