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ねこまたのまた~り日記

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猫に似た甥

今回実家へは姉、弟も来た。
私がもう東京へ行ってしまい、しょっちゅう実家に行くのが困難になるので
今後のことを3人で話し合おうという趣旨。
それから、施設の支払いを父の口座から引き落としにしてもらうための
いろいろな手続き(年金振込み先変更なども)。

姉は生後5ヶ月の次男を連れてきていた。
父母とは初めての体面。
父は非常に喜んでいたが、母はあんまり・・・。
認知症が進むとあまり周りのことを気にかけなくなるのだろうか。
少し遅れての母の日のプレゼントもよくわかっていないようで他人事。

ところでこの子供(私から見ると甥っ子)、むちゃくちゃ愛想がよかった。
生後3ヶ月から保育園に預けてるからか、まだ人見知りが出る前だからか
いつもニコニコ、あやすとうれしそうにあうー!と喜ぶ。
それにおなかが空いた時以外はほとんどぐずらない。
顔がかわいいわけじゃないのに愛想がいいのでかわいらしい。

この甥、なんだか猫に似ていた。
規則正しく4時間ごとに「おなか空いた~!」と鳴く、いや、泣く。
おっぱい飲んだらおしっこして寝る。
荷造りのビニールひもが大好き。ビニール袋のカサカサ音も好き。
ぐずっても肩抱っこすると泣き止む。
猫に似てるねぇなどと失礼なことを姉に言うと、姉も「私もそう思ってた」と言う。
ま、うちは皆猫好きなのでこれは誉め言葉だったかも。

父は1ヶ月前よりずいぶんよくなっていて、息切れもなくなっていたし
頭の方もかなりはっきりしていた。
母と同じ施設でも、父の方はグループホームなので日常のいろんな仕事もしてるらしい。
3食きちんと栄養のあるものを食べて、適度に仕事して運動して・・・
そういうのがすごくいいようだった。
以前はちょっとでも味付けの合わないものは絶対食べなかった父だが
ここでは残さずきちんと食べてるらしい。
タバコも日に何度か庭に吸いにいかせてもらえるらしく、タバコ仲間も出来ていた。
そういう意味では本当に施設に入れてよかったと思う。
誰かが引き取ったとしたら、たぶんタバコやお酒のコントロールも出来なかったろうし
身内ということでごはんの味付けのワガママも直らなかっただろう。
(父は肝臓が悪いのに、死ぬほどしょっぱいものがすきなのだ)

母は、健康面では体重も増え、歩行器があれば多少は歩けるようになっていたが
そうなったことで、自分でトイレに行こうとし失敗してあたり一面を汚してしまうということが
続いているとのことだった。
今まではわかっていた弟(息子)のことも、自分の息子ではなく弟と思い込んでいて
既に認識できるのは父と叔母だけになっていた。
(「お父さん」というのがもしかしたら自分の父のことをさしてるのかもしれないが)
もう私達が来てもうれしそうでもなく、施設のスタッフの悪口ばかり。
(認知症では被害妄想が出ることが多いからで、スタッフが悪いわけではないと思う)

・・・んで、母を連れ出した際に車椅子を車に乗せたりおろしたりしていて
プチぎっくり腰になってしまった・・・。
特にこの瞬間に「ビリ!」と来たというのもなかったのだが、
車のハッチを締めた後、なんとなく違和感が・・・。
そしてイスに座ってられなくなった。身動き取れないほどではないがかなり痛い。
早く歩けないし、振り返ったり寝返りもできない。
引越あるのに・・・。
どうしていつもいつも引越前にやっちゃうかなー>自分。
by nekomata-ri | 2005-05-17 16:01 | 介護しない介護日誌