ねこまたのまた~り日記

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さびママ、リリース

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先日保護して避妊手術をしたさびママ、手術を終えて
土曜日(29日)に戻ってきた。
おなかは体に吸収される蛋白質の糸で縫ってもらった。
この糸は抜糸の必要がない反面、切れやすいという欠点があるらしいが
その獣医さんではかなり縫い目を細かくしてくれたようだ。

3,4日はKさんのお宅で保護してもらい、その後リリースしようと思っていたが
今日(31日)Kさんにさびママの様子を聞く為に電話すると
体の様子はよさそうだが、ごはんを全く食べないという。
水もほとんど飲まず、退院してきた時におしっこをして以来
1日半以上おしっこもしていないらしい。
あまりにも怯えているようなので、早めにリリースした方がいいのではないか
という話。

Kさん宅にさびママの様子を見に行く。
ああ!ケージの片隅で固まっているさびママの瞳は恐怖でいっぱいだった。
いつもは強気で少しでも手を伸ばそうものなら
シャア!と威嚇、するどい爪が飛んでくるさびママなのに
ケージの中に手をいれられても隅っこにぎゅうと体を押し付けて逃げるだけ。
ふだん逆三角形の目が恐怖と絶望で大きく見開かれている。
たくさんの野良ネコを避妊し、術後を看たことのあるKさんも
「こんなに神経質な子は珍しい」という。
ごはんは貰いに来ても、全く人に隙を見せない子だったからしかたないか。
他の野良猫たちは触らせないまでも威嚇してきたりすることはない。
媚びて鳴いたり尻尾をピンと立てながら寄って来る。
でもさびママは一度も人間に媚びるような態度を見せた事がない。
だから捕まってしまった恐怖も絶望も、より深いものなのかもしれない。

獣医さんの話では術後すぐリリースしてもいいようだった。
しかし、大寒波が迫っていた。
大阪方面でも雪になるだろうという時に果たしてリリースしてもいいものか。
さびママは今までも何度も子供を産み育てているわけだから
雨風をしのげる寝床はあるだろう。
そこで落ち着いて療養してもらったほうがいいのだろうか。
悩みに悩んだが、食べないことはまだいいとして、
水も飲まずにおしっこも満足に出来ないようでは泌尿器が心配になる。
結局その日にリリースすることにした。

うちの前の路地まで連れてきて、ケージの扉を開ける。
さびママは一瞬自分のいるところがわからなかったようでキョロキョロした後
しっかりした足取りでいつもの細い通路へと消えていった。

夕方前の家にごはんを食べに来るかと気をつけていたが姿を見せず。
(もしかしたら私が気づかなかっただけかもしれないが)
どうか、この寒波を乗り切ってくれますように!
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by nekomata-ri | 2005-01-31 20:31 | 保護活動