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ねこまたのまた~り日記

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抗リン脂質抗体症候群(APS)

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ワタクシ、前回の入院で手術をしたわけですが、
その術前検査でまず血液検査でひっかかり(血小板減少)、
ついで造影CTで右肢の動脈が閉塞していることが判明、
さらなる血液検査の結果、「抗リン脂質抗体症候群(APS)」と診断されました。
膠原病(自己免疫疾患)の一種で、血栓が出来やすくなる病気です。
この病気は全身性エリテマトーデス(SLE)という膠原病に併発することが多いので
そちらの検査もしたところ、ばっちり「SLE」でした・・とほほ。

動脈閉塞に関しては、2年ほど前でしょうか、腰から右ひざにかけて痛みが出て
2,3分歩くと足が痺れて歩けなくなるが少し休むと大丈夫になる、という症状が
出ておりました。
私はただ単に腰を痛めて骨盤がゆがんだかなんかで肢が痛むのだ、
年のせいで膝の関節が痛いのだと思って放置してました。
なにしろ会社までチャリで5分しかかからないし、ちょっと遠くのスーパーには
車ででかけてたし、電車や徒歩で遠くまで行くってことがほとんどなくて
生活にたいした支障がなかったもので。
(会社の階段を上る時は休み休みでゆっくりしか昇れないけれども)

2年あまりも放置してしまったせいで、動脈は完全に詰まって死んでるので
今さら薬で血流を回復させることは不可能ということでした。
(かわりに周りの血管が頑張って太くなって動脈のつまりを補っているそうです)
急激に詰まったら激しく痛んだり壊死が起きたりしてすぐにわかったのでしょうが
徐々に詰まっていったらしく・・・。
とりあえずは今の状態で様子を見て、歩いたり動いたりしなくても痛みが出て
生活に支障が出るようになったら手術・・というようなことになりました。
(先生は「足でよかったですよ、まだ。肺とか心臓とか脳だったら死んでたヨ」と。)

今回の入院は血栓を予防するためにワーファリンを導入するので
その量の調整。
ワーファリンは血液凝固阻止剤で、感受性に個体差が大きく
導入時には量を決定するためにしばらく連続して血液検査をしなければ
ならないので、やむなく入院ということになるわけです。

んで、SLEのためにステロイドも始めることになってしまいました。
しかしワーファリンとステロイドは飲み合わせがあんまりよくないらしい・・・
いやだな。
SLEについては別記事で。
by nekomata-ri | 2009-06-05 19:02 | ニンゲン闘病